[Intro]
消費期限の切れた僕は
何者にもなれないまま
[Verse1]
大人に書かされた「希望」の文字が
教室の後ろの壁にずらりと並んでいて
それを夢だと勘違いしたまま
日常を消化する
もう子供の消費期限は切れたのだと
嘲笑った夕焼けが
僕の横顔を紅く照らしていた
[Chorus]
消費期限の切れた僕は
もう いらない しらない みえないの
さあ幕引き、終わりの時間だ
しがみついた幻想を 夢へと返す時が来た
ほらまだレールは続いているんだから
[Verse2]
いったいいつ子供は終わるのかだなんて
失ってからじゃないと気付かないんだね
教室に取り残された希望はもう
あの頃の僕と一緒に期限切れ
もうあの頃には戻れないのだと
泣いていた夕立が
僕の頬を蒼く濡らしていた
[Chorus]
消費期限の切れた僕は
もう いらない しらない みえないの
さあ笑って サヨナラしようね
絡みついた空想が 過去へと変わる時が来た
ほら見て次のレールも途切れはしないんだから
消費期限の切れた僕は
もう いらない しらない みえないよ!
あの教室に並んだ希望は
いったい誰が描いたものだったんだろう
あの頃に描いてた
「僕」はもう期限切れ?
そんなことないよって笑って見せた
レールの向こう側にいたのは
今を生きる僕だったって気づいたから
消費期限の消えた僕は
希望の続きを描いていた